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記事掲載日:2003年12月12日
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50の高齢者福祉施設でレジオネラ属菌を調査、2割で基準値超す/鹿児島

2003/12/12の毎日新聞 地方版によると、鹿児島県生活衛生課は、高齢者保健福祉施設で浴槽水のレジオネラ属菌を検査した実態調査結果を発表した。抽出調査した50施設のうち、11施設(22%)で、公衆浴場での基準(100ミmLあたり10個未満)を超えるレジオネラ属菌が検出されたという。 同課によると、基準値を超えたのは特別養護老人ホーム7施設、老人保健施設4施設で、浴槽の形式別では循環式3施設、掛け流し式8施設だったという。 清掃や消毒の徹底など指導の結果、再検査では10施設が基準値内に収まっり、残り1施設は現在、検査中とのこと。いずれも入所者の健康被害はなかったという。 県は01年度から3年計画で実態調査を実施しており、01年度は公衆浴場、02年度はホテル・旅館を50施設ずつ抽出して、基準値を超える検出率はそれぞれ66%、70%だった。同課は「今回22%だったのは、意識が高まった結果だろう。引き続き衛生管理の徹底を指導したい」としている。