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記事掲載日:2002年12月8日
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*浴槽のレジオネラ菌改善せぬ施設、公表します!県が内規、条例化へ/熊本

2002/12/08の西部読売新聞朝刊 によると、熊本県では、循環式浴槽を持つ公衆浴場などで、レジオネラ菌が国の基準値(100mL当たり10個未満)を超えているのに県の改善指導に従わない場合、施設名や所在地などを公表するという内規を定めた。施設に自主検査を義務づけ、公表基準を盛り込んだ条例を来年度中にも整備する予定だ。 国の基準を満たしていない施設を県民に知らせ、安心して入浴してもらおうという狙い。県は「条例の整備に向け、関係機関などによる検討委員会を今年度中に作りたい」としている。 また、循環式浴槽を持つ公衆浴場や旅館など405施設(熊本市を除く)を対象とした立ち入り調査の最終結果を発表。基準値を超えたのは新たに11施設増え、33施設となった。基準超過は最大910倍だったという。 このうち19施設は清掃消毒を徹底することで基準を満たし、1施設は循環式浴槽の使用をやめた。残り13施設のうち2施設は掛け流し式に切り替え、11施設は残留塩素濃度の基準(1リットル当たり0.2〜0.4mg)を満たしていることから菌の増殖が抑えられているとして営業を続けている。