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記事掲載日:2002年9月6日
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*日向市姿勢に被害者反発レジオネラ補償、担当者に手引書/宮崎*

2002/0916の朝日新聞によると、「日向サンパーク温泉」のレジオネラ菌集団感染問題で、日向市が補償交渉にあたる職員向けに「期待をもたせる返事はしない」などとする内部文書を作っていたことに、被害者側から反発の声が起きているという。被害者への補償について、山本孫春市長は「誠心誠意をもって取り組む」と繰り返していただけに、市の姿勢が疑問視されている。 「被害者を、何とか丸め込もうという意図があるのではないか」。遺族の一人は驚きを込めて話した。市の担当者が自宅に来たが、具体的な補償額はまだ提示されていない。「職員の話しぶりから、予想より低い金額になるのではと思っていた。こんな文書を作っているようでは、さらに不安です」 別の遺族も「『誠心誠意』と言うけれど、ほんとうに誠意を持って対応してもらえるのでしょうか」と不安を隠さない。 病院に通院した女性は「感情抜きで、被害者の痛みを感じないようにしようということでしょう。逃げ道を作っているという感じ」と指摘する。 一方で、ある感染者の家族は「職員によって対応が違っては困る。交渉の基準を文書にすることは、ある程度は仕方ないかもしれない」と感想を語った。