記事掲載日:2003年9月12日
- レジオネラニュース
日南・レジオネラ菌問題隣接施設に風評被害サンヒル日南、利用客激減=宮崎
2003/09/12の西部読売新聞 朝刊によると、宮崎県日南市が運営する多目的温泉保養館「クアハウス日南」で大量のレジオネラ属菌が検出された問題で、隣接する温泉施設「サンヒル日南」(永田三倉所長)の利用客が激減していることが分かった。 サンヒルによると、クアハウスのレジオネラ属菌問題が明らかになった8月下旬以降、「おたくは大丈夫なのか?」などの問い合わせが寄せられ始めたという。1日平均60人だった日帰り入浴者が、20人程度にまで減少。1ケ月近くたった現在も、客足は戻らない。 市ではクアハウス再開のめどがたたないことから、会員券解約の手続きを始めた。解約しない場合、会員券の残り期間に応じて、市が負担してサンヒルを利用できる措置を決めたという。市商工観光課は「サンヒルにも多大な迷惑をかけている。風評被害回復の手助けになれば」と話している。