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記事掲載日:2003年9月30日
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日南のレジオネラ問題配管内の汚染、原因の可能性–専門業者が意見/宮崎

2003/09/30の毎日新聞 地方版によると、宮崎県日南市営の多目的温泉保養館「クアハウス日南」のレジオネラ属菌問題で、市が設置した対策検討委員会(委員長・島中勲助役、11人)の第2回会合が29日に開催された。衛生管理の現状と改善点などについて委員と、薬品や浴槽洗浄などの専門3業者が意見を述べたという。 3業者は原因に言及し、(1)配管の汚染が予想以上に進んでいた(2)配管の内部にぬめり(バイオフィルム)ができ、その中で菌が繁殖した(3)消毒用の塩素注入装置がなかった――と推定したという。 同館は89年の開館以来、湯を循環させる配管を洗浄せず、塩素系消毒剤も投入していなかったことが分かっている。 委員会は10月の次回会合で原因、再発防止策を含む改善計画案を審議。早ければ12月議会前に市長に報告書を提出するという。