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記事掲載日:2002年9月1日
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日ごろの管理徹底を」水質専門家が講演–レジオネラ対策講習会*/宮崎

◇「見た目きれいな水でも多量の菌検出も」 2002/09/05毎日新聞 地方版 によると、 公衆浴場関係者を対象とした「レジオネラ属菌防止対策講習会」が4日、宮崎市のJAアズムホールでり、水質管理メーカー、アクサスつくば総合研究所(茨城県つくば市)の縣(あがた)邦雄副所長が、レジオネラ症が発生しやすい状況や、水質管理の注意点などを説明した。 日向市の日向サンパーク温泉で起きたレジオネラ症集団感染を受け、県が初めて開催。約600人が参加した。 縣さんは、レジオネラ菌について「見た目にはきれいな水でも多量の菌が検出されることがある」と指摘。集毛器(異物の除去装置)や貯湯槽、ろ過器に菌が増殖しやすい▽生物浄化式(微生物を利用して殺菌)やオゾン使用による殺菌は効果の検証が難しく、濃度で効果が確認できる塩素消毒が望ましい▽施設を施工したメーカー任せにせず、自主的な水質管理が必要――と主張。「日ごろから管理を徹底すれば、菌の増殖は防げる」と結んだ。