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記事掲載日:2000年12月29日
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掛川つま恋レジオネラ集団感染で前総支配人らに罰金7人に略式命令-浜松簡裁

2000/12/29静岡新聞社によると、掛川市満水のつま恋温泉「森林乃湯」で入浴客24人がレジオネラ菌に集団感染し、2人が死亡した事件で浜松区検は28日、業務上過失致死傷罪で同施設を経営するヤマハリゾート(本社浜松市)の当時のつま恋総支配人(46)ら社員七人を浜松簡裁に略式起訴した。同簡裁は求刑通り罰金50〜20万円の略式命令を出した。7人は起訴事実を認め即日、罰金を仮納付した。起訴状などによると、「森林乃湯」は2月11日に開業した循環ろ過式の公衆浴場。厚生省の指針で、浴槽水の塩素濃度を1日2時間以上にわたり一定値(0.2〜0.4ppm)に保つよう定められていたが、当時の支配人らはオープン直後の忙しさに紛れて、塩素の濃度測定や塩素注入量の調節をまったくしていなかった。また、「カルキ臭い」などの客の苦情に応じて、殺菌の必要性を自覚しないまま、塩素注入量を削減していた。