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記事掲載日:2002年12月16日
  • レジオネラニュース

*広がるレジオネラ菌諏訪で防止講習会砂ろ過器―週1回は洗浄を

2002/11/16の信濃毎日新聞朝刊によると、諏訪保健所は14日、旅館、福祉施設、病院などの入浴施設管理者を対象に「入浴施設におけるレジオネラ症防止対策講習会」を、諏訪市文化センターで開いた。約500人が参加。水処理会社のコンサルタントによる入浴施設の管理上の注意点や同保健所が行う一斉点検の説明などがあった。 温泉水処理フィールドコンサルタントの藤田秀麿さんが「浴槽におけるレジオネラ属菌の防止対策について」と題して講演。レジオネラ症の72%が温泉や公共入浴施設での感染であること、菌は浴槽などに付着する「ぬめり」の中のアメーバに寄生して増えることなどを説明した。 使用例が多い砂ろ過器について「微生物が付着しやすく、洗浄が不十分なことがある。消毒が十分でない場合は、週に1回以上の洗浄を勧める」などと話した。 同保健所は、共同浴場を持つ営業施設に対し、環境衛生監視員による点検を、3月20日までの間に行う。「基準を超える菌の検出があった場合、速やかに公表してほしい」と呼びかけた。