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記事掲載日:2004年10月13日
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安全への取り組み注目浴槽水の検査公表し半年-湯〜トピアかんなみ

2004/10/13の静岡新聞社 朝刊によると、静岡県の函南町営温泉会館「湯〜トピアかんなみ」(函南町柏谷、青木秀幸支配人)がレジオネラ属菌の検査結果やろ過装置の処理能力や清掃結果、原湯と原水の割合など「衛生管理に関する点検表」の開示を始め、6ヶ月が経過したという。今年度からの県条例の改正に伴い「条例の指示通りに実施」(青木支配人)というが、公表している施設は珍しく、癒やしの前提条件となる安全、安心へのひたむきな取り組みが関係者の注目を集めている。 脱衣場に掲示した点検表には、湯温調整のために加水しており、原泉90%、水道水10%の割合の「温泉」の循環ろ過を行っていることや、ろ過装置の数や処理能力、塩素注入器の作動状況、浴槽の管理方法を記し、さらにはレジオネラ属菌や大腸菌など各槽ごとの水質検査結果を県基準を示した上で載せているという。 こうした管理情報は、条例には「脱衣場などの見やすい場所に掲示すること」とあるが、現実的には難しいようだ。 青木支配人は「当初は開示へのクレームや検査結果も気になったが、従業員の努力で杞憂に終わった。半年が経過した現在、施設の安全、安心を確立、維持するための励みになっている」と説明したという。