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記事掲載日:2001年5月5日
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多量の雑菌検出ろ材を外し営業-石岡の入浴施設-

2001.5.25 読売新聞(茨城版)によると、昨年6月にレジオネラ菌の集団感染が発覚し、今年3月に営業を開始した石岡市の「ふれあいの里石岡ひまわりの館」の入浴施設で、温泉の薬効成分の元となる「光明石」タンクのろ材から多量の雑菌が検出され、3月下旬から、ろ材を外して営業していることが24日、市議会教育福祉委員会で明らかにされた。光明石は、人工的に温泉成分を作るシステム。市によると、試験営業期間の2月22日に行った検査で、雑菌が検出された。3月下旬、民間業者に依頼して検査したところ、第一浴槽用のろ材タンクからは国が示す目標値に近いレジオネラ菌も検出された。 このため、タンクのろ材を空にして営業。今月初旬からは、浴槽に張られていた光明石に成分を示す案内版を外したという。 市は、「雑菌は病原菌ではなく、安全面に問題はないが、雑菌が出ないように確認した上でろ材を戻すか、戻さずに営業するか、早急に決めたい」としている。