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記事掲載日:2002年9月29日
  • レジオネラニュース

*国立曽爾少年自然の家の大浴場からレジオネラ菌検出基準の20倍超、使用中止/奈良

2002/09/29の毎日新聞によると、国立曽爾少年自然の家(曽爾村太良路、黒田英雄所長)は28日、大浴場から最高で国の基準値の20倍を超えるレジオネラ菌を検出したと発表した。大浴場は27日から使用を中止し、安全性を確認するまでは使用を見合わせることとなった。 黒田所長らによると、宮崎県の第三セクター温泉で7月に起きたレジオネラ症集団感染事件などを受け、今月17日に施設側が大浴場の湯を採取して県桜井保健所に検査を依頼。国の基準の100mlあたり10個に対し、男性用浴場の湯から同208個、女性用から同112個のレジオネラ菌が検出されたという。 良性の微生物を利用した滅菌法のほか、塩素消毒や洗浄による滅菌を行う、いずれの浴槽もお湯を循環させる仕組みになっている。黒田所長は「循環させる機械に原因があるのでは」とした。利用者から体調不良などの訴えはないという。