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記事掲載日:2003年2月6日
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レジオネラ菌、14ヶ所で基準値超す県、公衆浴場や旅館40ヶ所調査=福井

2003/02/06の大阪読売新聞朝刊 によると、福井県内の公衆浴場や旅館の風呂14ヶ所で、レジオネラ属菌が基準値(100mLあたり10個未満)を超えて検出されたことが5日までに、県の調査で分かった。 調査は循環式の浴槽を使用している40施設を選び、2002年6月から11月にかけて行われた。公衆浴場30ヶ所のうち9ヶ所で基準値の2倍から200倍のレジオネラ属菌を検出した。また、旅館10ヶ所のうち、5ヶ所で基準値の13倍から140倍の菌を検出した。 県衛生指導室は、塩素濃度が国の規定(1Lあたり0.2―0.4mg)を下回っていたことが原因とみている。 また、厚生労働省の通知に基づいて、昨年9月から12月にかけて、県内の計167施設のレジオネラ菌対策の実施状況を点検したところ、98施設で、循環ろ過装置の洗浄や、記録の保管などで不備があった。年2回以上の実施が望ましいとされる自主検査を行っている施設は42ヶ所にとどまり、県は実施するよう指導した。