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記事掲載日:2000年1月7日
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つま恋のレジオネラ菌集団感染県警、総支配人ら7人書類送検=静岡

2000.10.07 読売新聞 東京朝刊によると、掛川市満水の複合レジャー施設「ヤマハリゾートつま恋」内の温泉「森林乃湯」で今年三月、死者二人を含む利用客二十四人がレジオネラ菌に集団感染した問題で、県警捜査一課と掛川署は六日、温泉浴槽水の衛生管理がずさんだったとして、施設を運営する「つま恋」の当時の総支配人(46)と社員の計七人を、業務上過失致死傷の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。県警は、施設管理者にレジオネラ菌汚染防止に関する認識がなく、安全であるべき施設でのずさん管理が事故を招いたと判断、刑事訴追に踏み切った。警察庁によると、公衆浴場でのレジオネラ菌感染で、施設管理者が刑事責任を問われるのは全国で初めてという。書類送検されたのは、元総支配人のほか、総務部長(52)ら施設管理者七人で、レジオネラ菌汚染防止の認識がほとんどなかったという。 捜査の結果、こうした施設側の温泉浴槽水の衛生管理のずさんさが明らかになり、施設側も「過失」を認めていることなどから県警は、刑事責任を問えると判断した。県警は「(施設側は)営業面を優先し、衛生管理に考えが及んでいなかった。お年寄りが楽しむ温泉施設で死者を出し、本来の目的を逸脱した」と、指摘している。