記事掲載日:2003年7月17日
- レジオネラニュース
「再開ありきは問題だ」市説明に不満も日向サンパーク温泉/宮崎
2003/07/17の 朝日新聞 朝刊によると、宮崎県日向市は15日夜、レジオネラ属菌集団感染が起きた第3セクター「日向サンパーク温泉」の10月再開に向けて、市民向けの説明会を開いた。市民からは「最初から『再開ありき』の姿勢は問題だ」「第2のシーガイアになるのでは」などの不満の声が相次いだという。 殺菌用の塩素の自動注入や濃度管理など、1億4150万円をかけた改善計画と工事の内容を市が説明。6月に第3セクターの施設長に就任した島津理氏が「温泉館と物産館は独立採算制にし、収支は月ごとに市へ報告する」と経営方針を述べた。 質疑では、市民から「赤字が出たら公的資金で補うのか」「再開を急ぐ理由は何か」と質問が出ると、市側は「現段階では赤字は想定していない」「急ぎすぎだという声も確かにあったが、議会や市民のほとんどが再開に賛成した」などと返答していた。