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記事掲載日:2004年8月7日
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◎長崎県/2003年度県調査医療・福祉施設のレジオネラ属菌5%で基準値超す前年度比では大幅減/ながさきWIDE

2004/08/07の西日本新聞 朝刊によると、長崎県では循環式浴槽を持つ県内の医療、福祉施設のうち、2003年度に基準値を上回るレジオネラ属菌が検出されたのは全体の5.4%だったことが6日、県健康政策課のまとめで分かったという。前年度の17.1%から大幅に減少しており、同課は「各施設の管理態勢は向上しているが、さらに指導を徹底したい」と話しているという。 同課がまとめたのは、病院、診療所など51の医療施設と、特別養護老人ホームや老人保健施設など173の社会福祉施設が行った自主検査。このうち12設で基準値を超え、最も高かった県央保健所(諫早市)管内の特別養護老人ホームでは100倍に達した。レジオネラ症患者の発生は報告されていないという。 また、県の要綱で義務付けられた「自主管理マニュアル」を作成している施設は98.2%に上った一方、検査結果が未報告だったのは12施設あり、このうち8施設は検査していたという。 同課は検査および対策を行っていない施設に対し、指導を強化するという。