記事掲載日:2005年1月19日
- レジオネラニュース
ナウマン温泉「情報公開」*ろ過方法など細かく表示*忠類
2005/01/19の北海道新聞 朝刊地方によると、北海道のナウマン温泉ホテル・アルコ236(杉本忠義社長)はこのほど、温泉源や循環ろ過殺菌装置内容、レジオネラ属菌対策などを細かく明記した「ナウマン温泉の紹介文」を脱衣場に張り出したという。杉本社長は「細部まで情報を出すことで、入浴客に安心感を持ってもらえるはず」と話しているという。 帯広保健所は「ここまで細かい情報提供を行っている温泉施設の例は管内で聞いていない」。道保健福祉部は「個々の施設が公表する具体的内容は把握していない」と話すが、「国の中央環境審議会で将来の表示内容を検討中」という。 同温泉は「裂か型温泉」と呼ばれ、地表水が長時間かけて岩石の割れ目を通過しながら温泉に変質する。優れた透明性が特徴だが、「昨年の温泉騒動で、水道水の加温と間違われる危険性もあった」(杉本社長)ことも、紹介文の作成を後押ししたという。 また、紹介文掲示後の宿泊客のアンケートでは「安心して入れた」と肯定的な意見がほとんどだったという。