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記事掲載日:2004年3月18日
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[決戦!日向市長選]/下レジオネラ事件「責任の取り方」が焦点/宮崎

2004/03/18 の毎日新聞 地方版によると、宮崎県日向市の日向サンパーク温泉で2002年7月に発生したレジオネラ症集団感染事件では、施設社長の山本孫春市長(72)ら5人が業務上過失致死傷容疑で書類送検されたという。 今月8日、その処分結果を宮崎地検が発表された。くしくもその日、黒木健二氏(61)は2ヶ月かけて作成したマニフェスト(政策綱領)を、記者団に熱っぽく語っていた。山本氏の不起訴が伝えられると、「死者が出たという事実は消えない」と語気を強めたという。 黒木氏はこの問題を「最大の争点」とし、出陣式では「尊い命が失われたのに市のトップが責任を取っていない」と真っ向から批判。各地区で開く座談会でも「こんな大事件を風化させてはいけない」と訴えている。 一方の山本氏は、不起訴が決まり「厳粛に受け止め、最後の1人まで補償交渉に当たりたい。道義的な責任は残っている」と語った。厳しい表情に変わりはなかったが、区切りがついた安堵感は隠せなかったようだ。