記事掲載日:2004年2月26日
- レジオネラニュース
天岩戸温泉でレジオネラ菌高千穂町営施設/宮崎
2004/02/26の朝日新聞 朝刊によると、宮崎県は25日、高千穂町の町営施設「天岩戸温泉」で、18日に採取した浴槽水から最大で国の基準の26倍のレジオネラ属菌が検出された、と発表したという。今のところ健康被害の報告はない。同施設は24日から営業を自粛し、配管の洗浄や高濃度塩素消毒を済ませた。27日に県が行政検査を予定しており、町は結果が出る3月4日まで営業を自粛する予定だという。 同施設の浴槽は、24時間以上完全換水を行わないで循環ろ過する「連日使用型循環式」で屋内にある。 昨年4月に施行された県の改正公衆浴場法施行条例に従い、今年1月15〜21日、気泡を発生するジェット装置を閉鎖し、配管の水がたまりやすい個所は水が抜けるようにするなどの改修工事を行った。今回の水質検査は、工事後に県が行う行政検査の一環だったという。 同課によると、改修が必要な施設は県内で74。改修工事を終え、県の行政検査まで受けた施設は18日現在、天岩戸温泉を含めて43。レジオネラ属菌が検出されたのは、今回が初めてだという。