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記事掲載日:2002年8月1日
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宮崎・日向のレジオネラ症集団感染12日間、お湯滞留–試運転後、バルブ開けず*

◇試運転後、排水バルブ開けず 2002/08/09毎日新聞 西部朝刊によると、宮崎県日向市の第三セクター、日向サンパーク温泉(社長、山本孫春市長)が経営する「お舟出の湯」のレジオネラ症集団感染問題で、温泉がオープンする前の6月に源泉タンクの湯が2度にわたって計12日間滞留し、その間にレジオネラ菌が増殖した可能性があったことが分かった。市が8日、明らかにした。市はレジオネラ症感染の原因の一つと見ている。 源泉タンクの容量は60トン。地下の泉源から自動式ポンプでくみ上げた湯をため、湯の温度を高める加熱タンクを通して浴槽に送る。 市によると、源泉タンクに湯が滞留したままになっていたのは6月14〜18日と、同22〜28日の2回。同12、13日と19日に泉源から湯をくみ上げ、湯を浴槽に入れ、循環装置で湯を循環する試運転を実施した。試運転後に源泉タンクの排水バルブを閉めたままにしたため、湯が滞留したという。 滞留した湯に菌がわき、その湯が20、21日のプレオープンと7月1日の正式オープンの時に流れ込んだ可能性があるという。