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記事掲載日:2003年6月5日
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レジオネラ菌対策で検討委/空衛学会

2003/06/05の建設通信新聞によると、空気調和・衛生工学会(村上周三会長)では、「レジオネラ属菌対策検討委員会」(委員長・紀谷文樹神奈川大教授)を設置し、衛生性を確保するための循環式浴槽システムの在り方などについて研究を進めている。3年を目処に成果をまとめる予定だ。 集団感染とそれに伴う死亡事故に対しては、そのつど原因究明のための調査が行われているが、その調査は病理学の専門家や、ろ過器・薬品メーカー、施設関係者が主体となって行われ、循環ろ過システムなどの給排水衛生設備面から切り込んだものは、ほとんどないという。 委員会は、疫学的な面からのアプローチだけでなく、循環装置を構成している設備システムも感染の大きな要因になっているとの判断から設置された。委員会は15人で組織され、この間発生した感染・死亡事故を、給排水衛生設備技術の視点から調査し、その結果をもとに、循環式浴槽システムについて提案する計画だ。