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記事掲載日:2003年6月27日
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環境創造・レジオネラ菌対策で循環式浴槽/空衛学会が検討委設置

2003/06/27の建設通信新聞によると、空気調和・衛生工学会(村上周三会長)は、レジオネラ属菌による集団感染・死亡事故を受け、衛生性を確保する循環式浴槽システムのあり方についての研究を現在進めているという。 レジオネラ属菌対策検討委員会(委員長・紀谷文樹神奈川大教授)を設置し、3年かけて成果をまとめるというもので、委員会では、疫学的な面からのアプローチだけでなく、循環装置を構成している設備システムも感染の大きな要因になっていると判断しており、この間に発生した感染・死亡事故を、給排水衛生設備技術の視点から調査し、その結果をもとに、循環式浴槽システムについて提案していく計画だ。 集団感染などの原因究明の調査は、病理学の専門家や、ろ過装置・薬品メーカー、施設関係者が主体で行っており、循環ろ過システムといった、給排水衛生設備面からの視点で、問題解決へ研究するのは余り例がないという。