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2017.8.2
  • レジオネラ文献

LAMP法によるマイコプラズマおよびレジオネラ属検出能の臨床的評価

著者
今村圭文1、高薗弘樹1、小佐井康介1
森永芳智1,2、中村茂樹1、栗原慎太郎1
塚本美鈴1、泉川公一1、栁原克紀2
河野茂1
長崎大学病院第二内科1、同検査部2
出典
第88回日本感染症学会学術講演会後抄録(2014)

2010年5月に保険適用された遺伝子増幅法の一種であるLAMP法の有用性について検討した。マイコプラズマに関しては、抗体価検査との比較において全体一致率は80%前後を示し、PCR法との比較では90%以上の全体一致率を示した。Legionella spp.に関しては、尿中抗原陽性は2例あり、このうち1例がLAMP法でも陽性を示した。LAMP法は、尿中抗原と比較し、多くの血清型を検出可能な利点がある。LAMP法は材料採取から検査判定まで2時間程度と比較的短時間で行う事が可能であり、マイコプラズマ肺炎及びレジオネラ肺炎の診断において有用な検査法であるといえる。