Legionella Literature search レジオネラ文献検索

2025.11.27
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Expression of gyrB and 16S Ribosomal RNA Genes as Indicators of Growth and Physiological Activities of Legionella pneumophila

著者
TOSHIHIRO OKUNO, KATSUJI TANI, NOBUYASU YAMAGUCHI, MASAO NASU
出典
Biocontrol Science, Vol. 20, No. 1, 67-70 (2015)
DOI:https://doi.org/10.4265/bio.20.67

DNAジャイレース(gyrB)遺伝子と16SリボソームRNA(16S rRNA)遺伝子がLegionella pneumophilaの生物活性の指標として使用できるかどうかを調べるため,発現レベルを推定した。gyrBのmRNA/DNA比は中期対数増殖期で0.7であり,対数増殖期以降大幅に減少した。16S rRNAについては,この比は中期対数増殖期(7.0×103)で最高となり,対数増殖期の約10%の値が6日間維持された。rRNAは増殖していないが生理的に活性な休止期または活動期だが培養できない細胞にとって不可欠である可能性がある。gyrBのmRNAと16S rRNAの発現レベルは,それぞれL. pneumophilaの増殖活性と生理活性の指標として使用できる。したがって,これらの指標を測定することにより,さまざまな環境におけるレジオネラの菌体の活性を評価することができる。