2015.12.11
- レジオネラ文献
過去3年間における冷却塔水の衛生学的見地からの評価
- 著者
- 高橋淳子1)、範文平2)、松木容彦1)、井尻晴久3)、高鳥浩介4)
1)(財)食品薬品安全センター、2)中国薬品生物制品検定所
3)和光純薬工業(株)、4)国立医薬品食品衛生研究所 - 出典
- 日本防菌防黴学会 創立30周年記念事業 〜第30回年次大会〜
設置条件が異なる冷却塔水の微生物学的項目と化学的項目の実態調査を3年間にわたり実施し、衛生学的見地からの評価を報告する。真菌の検出率は、開放型丸形冷却塔水が最も高く、一般細菌数についても同様の結果が得られた。検出された真菌を同定すると酵母の検出率が高かった。以上の結果から、冷却塔水の衛生学的環境の確保が必要であり、建築物施設の維持管理対策を徹底することが示唆された。