2015.12.11
- レジオネラ文献
神奈川県下の温泉浴槽水中におけるLegionella属菌と自由生活アメーバ調査
- 著者
- 黒木俊郎1),八木田健司2),藪内英子3),縣邦雄4),石間智生4),勝部泰次5),遠藤卓郎2)
1.神奈川県衛生研究所細菌病理部、2.国立感染症研究所寄生動物部、3.愛知医科大学微生物・免疫学教室、4.アクアス(株)つくば総合研究所、5.日本大学生物資源科学部獣医公衆衛生学研究室 - 出典
- 感染症雑誌72:1050-1055.1998.
環境中では、レジオネラはヒトに対する感染との関連で水環境が重要な役割を持っているが、レジオネラは単独での増殖は困難で、原生動物を抜きには語れない。本稿ではレジオネラによる感染対策を目的にレジオネラの生息環境から考察した。レジオネラの一過性の汚染が起こりやすい水の場合は塩素消毒などの管理が必要であり、そしてレジオネラの増殖する環境ではその生態系を崩すような対策が必要である。それにはこまめな清掃や水処理剤の添加により菌数の減少も可能である。