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記事掲載日:2023年7月20日
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大崎の病院6人レジオネラ、1人死亡 空調冷却水に基準超す菌-宮城県

2023/07/20付の東京読売新聞によると、県は19日、大崎市古川旭の永仁会病院を6~7月に利用した県内40~90歳代の男女6人がレジオネラ症による肺炎を発症し、うち80歳代男性が死亡、40歳代女性が重症と発表した。病院の空調設備に使われる冷却水から基準値の68万~97万倍となるレジオネラ属菌が検出され、県が経緯などを調べている。
6人の共通点は同病院の利用だけだったため、県の保健所が調査したところ、冷却水が入った水槽に藻が生えるなどの汚れが確認された。空調設備近くの通気口や窓などから院内に入り込んだ菌を吸い込み、感染した疑いがあるという。
同病院は国の指針に従い、月1回の設備点検を実施していたが、水槽の汚れの確認は怠っていたという。2021年の検査で菌は不検出、22年もほぼ検出されなかったという。水槽などは業者が薬品で洗浄した。