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2015.12.11
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レジオネラ肺炎マウスモデルを用いた発症病態の解析:アポトーシスの関与と抗菌薬効果

著者
東邦大学医学部微生物学講座1)、東邦大学医学部付属大森病院第1小児科2)、新潟大学大学院医歯学総合研究科生体機能調節医学専攻内部環境医学講座3)
前田恒治3)、館田一博1)、奈良千春2)、吉澤定子1)、松本哲哉1)、山口恵三1)
出典
感染症学雑誌 Vol.77 第77回 日本感染症学会総会学術講演 抄録

A/Jマウスを用いたレジオネラ肺炎マウスモデルを用いて、本症発症病態におけるアポトーシスの関与およびこれに及ぼす抗菌薬の効果について検討を加えた。

■方法
感染後、経時的に肺を採取し、肺内菌数、肺内サイトカインおよびアポトーシスマーカーについて検討した。また、クラリスロマイシン(CAM)の効果を検討する目的で、感染翌日より10mg/kg(p.o.)を1日2回、3日間投与した。

■結果
感染2日後をピークに肺内菌数、Th1サイトカイン、アポトーシスマーカーの増加が観察された。CAM投与により肺内菌数の減少とともに著明なアポトーシスマーカーの減少が観察された。現在、CAMのアポトーシス抑制作用およびレジオネラ肺炎におけるアポトーシスの役割について検討中である。