Legionella Literature search レジオネラ文献検索

2017.8.2
  • レジオネラ文献

レジオネラ肺炎マウスモデルにおけるIL-17AとIL-17Fの機能的・代償的役割

著者
尾原千昌1、御園生与志1,2、木村総一郎1
舘田一博1
東邦大学医学物微生物・感染症学講座1、慶應義塾大学医学部麻酔学教室2
出典
第88回日本感染症学会学術講演会後抄録(2014)

インターロイキン-17(IL-17)は幾つかの細菌感染モデルの宿主防御に関与することが示されている。今回はレジオネラ肺炎マウスモデルにおけるIL-17Fの機能的・代償的な役割についての検討を行った。野生型マウスと比較し、IL-17A欠損マウスでは感染後の肺内のIL-17F発現及びIL-17F産生細胞数が有意に高まっていた。一方で、肺内の好中球数については野生型マウスとIF-17A欠損マウスの間で差を認めなかった。Legionella pneumophilaマウス肺炎モデルにおいてIL-17Fは宿主防御に重要な役割を持ち、IL-17Aと代償的な関係にある可能性が示唆された。