2025.11.27
- レジオネラ文献
山梨県のアルカリ性(pH10程度)温泉における
モノクロラミン消毒の有効性の検討
- 著者
- 栁本恵太,堀内雅人,山上隆也,植松香星,久田美子(山梨県衛生環境研究所),杉山寛治,田中慶郎((株)マルマ),茶山忠久,市村祐二(ケイ・アイ化成(株)),泉山信司(国立感染症研究所)
- 出典
- 日本防菌防黴学会誌,Vol.49,No.6,pp.261−267(2021)
遊離塩素消毒が困難なアルカリ性温泉3施設における浴槽水の消毒について試験した。全ての施設でレジオネラ,アメーバ,大腸菌群が検出されず,一般細菌数は遊離塩素管理時と比較して同等または減少傾向にあった。一方で,従属栄養細菌数の増加が1施設で認められた。従属栄養細菌は一度増加すると減少させるのが困難であり,増加前からの対策が重要と考えられた。