記事掲載日:2003年5月13日
- レジオネラニュース
レジオネラ対策、県が講習会開く県北の衛生管理者ら参加/宮崎
2003/05/13の朝日新聞朝刊によると、宮崎県は12日、入浴施設でのレジオネラ菌対策の講習会を延岡市内で開いた。県北地区の温泉や旅館、ホテル、民宿の経営者や衛生管理責任者ら215人が参加した。東京の水処理会社「アクアス」の佐々孝信氏が、浴槽や配管、ろ過装置の衛生管理について講演した。 佐々氏は、殺菌用の塩素濃度について「最初は1時間おきに測定すると、1日の傾向が分かる」と指摘。宿泊施設がある温泉の場合、日帰り客は昼間に、宿泊客は夕方に集中する傾向があるため、「入浴客のピークに合わせた塩素の投入が必要」と述べた。また「機器類のメーカー任せにせず、施設側が自覚的に殺菌効果を確認することが大切」と強調していた。 講習会は、公衆浴場法と旅館業法の施行条例がこの春に改正されたのを受けて開かれた。