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  • 付着生物防止システム「エコオーシャン」が一般社団法人 全国水産技術協会の認定登録第一号となりました

News お知らせ

2025.8.25
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付着生物防止システム「エコオーシャン」が
一般社団法人 全国水産技術協会の認定登録第一号となりました

2025/8/25

アクアス株式会社(東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア 社長 山田 峰朗)は、開発を進めていた「エコオーシャン」が一般社団法人 全国水産技術協会(JFSTA)の冷却用水処理剤の水産生物に対する利用技術評価を受け、認定登録第一号となりました。エコオーシャンの有用性に加えて、魚介類に対する安全性、魚介類の食品としての安全性がJFSTAによって確認されたものです。
沿岸に立地する工場では冷却水として海水が使われる場合があり、水路や熱交換器等に付着生物が着生し障害を引き起こします。付着生物を防止するため各種の薬剤が使用されますが、これに対する法的規制はないためJFSTAが「冷却用水処理剤の水産生物に対する利用技術評価に関する規程」を制定し、その評価を行っています。
付着生物防止システム「エコオーシャン」(特許登録)は主成分であるモノクロラミンを海水冷却水に添加するとともに、排水のモノクロラミンを中和処理し、排水による水産生物への影響を最小限に抑えることが特長の付着生物防止システムです。アクアスは「エコオーシャン」の認定登録により有用性と安全性に対する評価が得られたことから、海水冷却水を利用している発電所などを中心に販売活動を強化し、海水冷却水処理でのシェア獲得を目指します。

モノクロラミンは結合塩素剤の一種で、欧米などの諸外国においては飲料水の消毒に使用されています。現在日本国内では水道水での利用はありませんが、温浴施設などでの浴槽水におけるレジオネラ属菌対策として厚生労働省の指針に有効性が示され、広く利用されています。アクアスは厚生労働科学研究に参画するなど2007年からモノクロラミンによる微生物処理の知見を蓄え、モノクロラミンが海水における付着生物の防止にも有効であることを見出しました。

アクアス(株)は冷却水、ボイラ水、用排水などユーティリティ分野の総合水処理会社で、水処理薬品、水処理装置、水処理プラントなど水に関する幅広いニーズに対応した製品をワンストップで提供しています。