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2015.12.11
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IFN-γのLegionella pneumophilaに対する感染抵抗性に及ぼす影響についての検討

著者
篠沢陽子1),松本哲哉2),舘田一博2),吉田佳成子1),内田耕1),山口惠三2)
1.東邦大学第二内科、2.同微生物学教室

Legionella pneumophilaは細胞内寄生菌であり、主に肺胞マクロファージを最初の感染ターゲットとして肺炎を起こす。IFN-γは、肺胞マクロファージに強い活性化因子であり、IFN-γの投与によってLegionella pneumophila感染に強い抵抗性をもたらすことが知られている。そこで今回、この現象をもうひとつの側面から検証することを目的にマウスに接種感染後の生存率を観察した。生存率はIFN-γ knockout mouseでは8.3%、コントロールマウスでは92.8%とknockout mouseの生存率が低かった。この結果IFN-γは宿主の感染抵抗性に不可欠な因子と考えられた。