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2025.11.26
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LAMP 法遺伝子検査により診断し得たLegionella pneumophila serogroup 8 による重症肺炎の1 例

著者
白坂 渉, 櫛引 千恵子, 勝川 千尋
出典
感染症学雑誌,92 巻 5 号 701-704(2018)
DOI:https://doi.org/10.11150/kansenshogakuzasshi.92.701

レジオネラ肺炎は急速に進行するため,早期診断と治療が重要である。尿抗原検査(UAT)は簡便かつ有用な診断ツールとして広く用いられているが,UATではLegionella pneumophila serogroup 1によるレジオネラ症しか検出できない。一方,遺伝子検査であるLAMP法はレジオネラ属の多くの種とその血清型を検出できる迅速,簡便,かつ正確な方法であり,LAMP法の普及が推奨されている。本稿ではUAT陰性であったもののLAMP法陽性を示したL. pneumophila SG8による重症肺炎の症例を報告する。