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記事掲載日:2025年5月29日
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5人発症、3人が入院、運営会社謝罪、淀江ゆめ温泉レジオネラ菌検出-鳥取県

2025/05/29付の日本海新聞によると、米子市の指定管理施設「淀江ゆめ温泉」の浴槽から最大620倍のレジオネラ菌が検出された問題で、2024年6月の定期検査以降、同施設の利用者計5人がレジオネラ症を発症し、少なくとも3人が入院したことが分かった。施設との因果関係は特定できなかった。
運営会社の白鳳が28日、市内で会見し、27日午後6時時点で体調不良を訴える問い合わせが市や施設に延べ47件あり、計2人が4月以降にレジオネラ症を発症し入院したことを明らかにした。また、県西部総合事務所環境・循環推進課によると、2人のほか、24年12月~25年2月に計3人がレジオネラ症を発症した。
同社によると、4月26日に施設利用者がレジオネラ症を発症したと鳥取県から連絡があり、5月8、9両日に浴槽から採水する立ち入り検査を実施した。13日には簡易検査での陽性の疑いと、新たに別の利用者のレジオネラ症発症の報告が県からあり、同日午後から入浴事業を中止した。要因の一つとして、追い炊き用の共通配管や泡風呂の泡の発生装置、浴槽のタイルの目地などお湯がたまりやすい箇所の洗浄が不十分だったとの見解を示した。