2017.8.2
- レジオネラ文献
レジオネラ肺炎におけるメトホルミンの効果
- 著者
- 梶原千昌1、日下祐1,2、木村総一郎1
舘田一博1
東邦大学医学物微生物・感染症学講座1、東京医科歯科大学呼吸器内科2 - 出典
- 感染症学雑誌, Vol.90, 臨時増刊号 (2016)
メトホルミンは2型糖尿病治療薬であり、以前から癌分野でも注目されている。近年、感染症領域におけるメトホルミンの病態改善効果についていくつかの報告がなされている。メトホルミンは宿主免疫に作用し、マクロファージにおいてミトコンドリア由来活性酸素種の産生を高め、殺菌能を増強することで、Legionella pneumophilaの増殖を良く抑制している可能性が示唆された。