レジオネラ属菌:「りんごの湯」から検出/長野市

2005/10/20の毎日新聞地方版によると長野市は19日、同市豊野の日帰り公共温泉施設「豊野温泉りんごの湯」(宮尾孝雄施設長)から、国の基準値相当のレジオネラ属菌が検出されたと発表したという。同日午前9時から営業を休止し、浴槽を中心に配管などの消毒を開始したという。 入浴客1人が体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ体内からレジオネラ属菌を検出。病院からの通報を受けた同市保健所が14日に同施設を検査したところ、東露天風呂から菌を検出したという。菌が増殖した原因は分かっておらず、この客の体調不良が施設のお湯が原因なのかも、今のところ不明。客は入院し、発熱などはあるが快方に向かっているという。 同施設の宮尾施設長は、「これまで塩素系薬品を使った配管類の消毒をしていなかったが、今後は再発防止のため、衛生状態に細心の注意を払いたい」と話しているという。

レジオネラ菌:国基準の7倍、こども療育センターで検出-清武町/宮崎県

2005/10/13の毎日新聞地方版によると、県立こども療育センター(清武町)は12日、病棟のトイレに設置した給湯設備の湯から国基準の7倍のレジオネラ菌を検出したと発表したという。11日に給湯設備を使用禁止にした。今のところ、感染者は出ていない。 センターによると、レジオネラ菌は給湯器の蛇口付近の湯から検出した。給湯器の湯は、入所者の体をふくために利用されており、飲むことはなかったという。

カナダ・トロントで16人死亡レジオネラ菌原因か

2005/10/08の朝日新聞によると、カナダ・トロントの老人ホームで広がり、16人が死亡したなぞの病気について、トロント保健当局は6日、レジオネラ菌に感染した疑いが濃いと発表したとAP通信などが伝えたという。入所者、職員、来訪者計88人に症状が出てなお45人が入院中という。

【最近の海外のニュース】在郷軍人会に出席した2名の男性がレジオネラ症を罹患(Two men contract LD after attending Legionella convention)

7月にフィラデルフィアのキングオブプルージア郊外でアメリカペンシルバニア退役軍人年次集会が開かれ、出席した60才と70才の2名の男性が、尿中抗原調査からレジオネラ症であると判明したという。 因みにここは、1976年の集団発生の地点からそう遠くない場所にある。二人とも既に治癒している。二人はピッツバーグ出身で、同じ会合に出席した事以外の共通点はない。ただし感染の原因は明らかにされていないという。

【最近の海外のニュース】ニューヨーク洲の病院がレジオネラ症21例を調査(New York city area hospital invesigated for 21 cases of LD)

ニューヨーク州ニューロシェルの病院が 6月から発生したレジオネラ症21例について調査を行なった。厚生当局は、21例の内少なくとも2例は病院の冷却塔が原因とコメントしている。患者は来院の際、冷却塔の近くを通り感染した。病院ではこの冷却塔を7月に移設している。また追加調査で、病院の水道水からもレジオネラ属菌が見つかったという。

群馬県レジオネラ対策委、条例化は7月に-公募の意見踏まえ議論ー群馬県ー

2005/09/23の日本経済新聞地方経済面によると、群馬県は22日、第二回公衆浴場等レジオネラ対策検討委員会を県庁で開き、8月に募ったパブリックコメントなどを踏まえた県条例議論を行ったという。 条例の改正には時間をかけるべきだとの意見を入れ、11月にもう一度委員会を開催。改正案は予定の来年4月から3カ月延長し7月に施行することになった。 条例案では浴槽について「清掃及び消毒」を定期的に行うとなっていたが、清掃のみで十分との意見を入れて消毒義務は削除することにした。泉質によって塩素が使用できない場合や効果が薄まる場合は塩素消毒以外の「適切な衛生措置」をとれるという例外規定も検討する。 水質検査費用を補助してほしいという意見に対して県は「補助は難しいが、同じ循環装置ならば一つの浴槽で構わないとするなど検査対象などを再検討する」とした。これに対し、旅館・ホテル関係の委員は「補助が無理ならば、信頼できる検査が安価にできる体制づくりを検討してもらいたい」と要望。消費者代表の委員は「検査結果を公表するなど利用者が情報を得やすい仕組みを作ってほしい」と語ったという。

浴場からレジオネラ属菌下関、国民宿舎と老人施設ー山口県ー

2005/09/23の朝日新聞によると、下関市観光施設課は22日、同市みもすそ川町の市営国民宿舎「海峡ビューしものせき」の女性用大浴場と老人休養ホーム「満珠荘」の浴場で、安全とされる基準値の最高で13倍のレジオネラ属菌が検出されたと発表した。今のところ被害は出ていないという。 同課によると、8月31日に採取して定期検査を実施した結果、100ミリリットルあたり130個と10個(基準値10個未満)のレジオネラ属菌がそれぞれ検出された。21日に検査結果が明らかになり、翌22日から検出された浴場を閉鎖した。濾過(ろか)装置や循環配管を洗浄、清掃し、再検査をして安全が確認され次第、利用を再開するという。

レジオネラ属菌:宮崎大付属病院敷地内の冷却塔から検出ー宮崎ー

2005/09/23の毎日新聞地方版によると、宮崎大医学部は21日、付属病院敷地内の中央機械室冷却塔の冷却水から国の基準の6.3倍のレジオネラ属菌が検出されたと発表したという。付属病院に入院中の70代の男性にレジオネラ感染による肺炎の疑いがみられたため、8月末に関連施設を検査していた。 中央機械室冷却塔は男性が入院している病棟から約50メートル離れている。病棟内の冷却塔の冷却水からはレジオネラ属菌は検出されていない。また、中央機械室冷却塔の冷却水とは別ルートで循環しており、医学部総務課は「男性とレジオネラ属菌検出の因果関係はない」とみている。男性が感染を疑われた原因については調査を継続するという。

レジオネラ属菌に入院患者感染かー宮大付属病院/宮崎県ー

2005/09/22の朝日新聞によると、宮崎大学付属病院(清武町)は21日、入院患者の70代男性にレジオネラ属菌感染の疑いがあると発表した。男性は8月下旬に発熱し、現在は快方に向かっているという。 空調設備の冷却塔の冷却水からレジオネラ属菌が検出されたが、同病院は「冷却水が病棟に入る経路はない」として、感染源の特定を急いでいるという。

レジオネラ防止の県条例化案――群馬県温泉協会が見解、一律消毒より個別管理。

2005/08/31の日本経済新聞地方経済面によると、群馬県温泉協会(岡村興太郎会長)は群馬県が準備を進めているレジオネラ属菌による事故防止のための条例化に関して、三十日、独自の見解をまとめ県に提出したという。 県が予定しているのは公衆浴場法施行条例と旅館業条例の改正。改正案では循環ろ過機を使用する施設は「塩素系薬剤その他適切な方法」での消毒を義務付けているが、常時湯を供給している掛け流しの温泉については消毒を義務付けていない。県温泉協会はこの基本方針については賛成しているものの、「(新しい源泉を浴槽にどれだけ注入しているかという)新湯注入率などを考慮するなど施設の特徴をより加味した衛生管理を義務付けるべきだ」としている。 泉質によっては塩素が効かなかったり、温泉を変質させてしまったりするケースもあり、泉質ごとの衛生管理手法のマニュアル化も求めている。強い酸性の草津温泉については共同浴場などでもまったくレジオネラ属菌が検出されないことから、「条例の例外としてほしい」と申し入れた。 中長期的課題として、温泉の衛生管理をはじめとする温泉の諸問題を研究する「温泉研究所」の設置を提案しているという。