Legionella pneumophila serogroup9による市中肺炎の1例

65歳男性、高血圧症以外に基礎疾患なし。全身倦怠感、四肢関節痛、発熱、左下肺野に浸潤影を認め肺炎の疑いで当科外来受診。炎症反応の高値、低Na血症、呼吸不全を認め入院。喀痰グラム染色にて有意な菌を認めず、肺炎球菌尿中抗原・レジオネラ尿中抗原ともに陰性で、細菌性肺炎疑いにて治療を開始した。1日目〜CTRX1g×2回/日点滴とAZM-SR2g内服。3日目に解熱、炎症反応低下、浸潤影改善を認め、6日目よりCTRX点滴を中止、LVFX500mg/日内服に変更。9日目に退院。後日、入院時の喀痰培養よりL. pneumophila SG9が検出された。レジオネラ肺炎には一般的にβラクタム系抗菌薬が無効である。本症例ではAZM-SRが有効であった。L.p SG9による肺炎の報告は稀であるので、報告する。


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