レジオネラ菌の小胞体への侵入にはRab6が機能する

レジオネラ菌の細胞内感染においてエフェクターと呼ばれる重要な役割を果たすタンパク質LidAは多くのRabタンパク質と統合することが分かっている。その内、Rab1が感染の初期段階で重要な役割を担うことが明らかになっているが、その他については殆ど明らかになっていない。そこで、LidAを通して感染に関与するRabタンパク質の網羅的解析を行った。現在までに、Rab6が細胞内に侵入したレジオネラ菌を覆う膜構造(LCV)に供給されること、Rab6の発現抑制により小胞体にLCVが到着する時間に遅延が生じ、細胞内増殖を抑制することを見いだした。さらにレジオネラ感染特異的にRab6とSyntaxin18複合体(小胞体に局在するt-SNARE)が結合することを明らかにした。レジオネラ菌がRab6を利用することでLCVを小胞体へと運び、小胞体上のt-SNAREと結合し、LCVと小胞体との膜融合を促進していると考えられる。


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