温泉水から分離されたLegionella pneumophilaの遺伝子型別と塩素抵抗性

目的
各温泉水から分離されたLegionella pneumophilaの遺伝子型を比較するため、分離株について遺伝子型別を試みた。またこれら分離株の塩素抵抗性を知るため遺伝子型との関連性を検討した。

方法
全国の温泉水から分離されたL. pneumophila、循環式温泉浴槽水由来10・野湯由来10、合計20株を用いてPFGE法にて遺伝子型別を行った。塩素抵抗性試験は上水試験方法に準拠し、99.9%殺菌時のCT値を求めた。

結果
供試株20株は循環式温泉浴槽水由来8株によるクラスターA、野湯由来9株と循環式温泉浴槽由来2株を含むクラスターBに大別された。供試株は由来ごとに異なるクラスターを形成する傾向が見られた。またこれら供試株の99.9%殺菌時のCT値をクラスターAとBを比較すると、Aの平均値は0.49mg・min/l、Bの平均値は0.29 mg・min/lであった。常に遊離塩素と接触していると考えられる循環式温泉浴槽水由来株の方が高かったが、有意差は認められなかった。


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