アスファルト道路の水たまり由来L.pneumophila血清群1群の遺伝子解析

目的
富山県内のアスファルト道路の水溜りから分離されたLp1について、当所保存のレジオネラ症患者、浴用水由来株と遺伝子型を比較し、患者の感染源と水溜りの関連を調査した。

方法
県内28ヶ所のアスファルト道路から水溜り134検体を採水し、フィルターろ過濃縮法でレジオネラ属菌を分離し、Lp1についてはSBTを行った。

結果
134検体中、54検体からレジオネラ属菌が検出された。血清型別はLp1が82株と最も多く、それらは、SBTにより44の遺伝子型に分類された。そこで、当所保存のLp1株と遺伝子型を比較した結果、患者由来9株が水溜り由来株のみと同じ遺伝子型であった。これらの株に感染した患者は感染源不明の散発事例が多く、感染源として水溜りが関連している可能性が示唆された。


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