中.過去2年間に当院で経験されたレジオネラ肺炎の6症例

対象と方法
平成22年3月から平成23年11月に複数の診療科で6例のレジオネラ肺炎を経験した。その臨床的特長を遡及して検討した。

結果
男性4人、女性2人。年齢は59〜89歳。主な基礎疾患は慢性閉塞性肺疾患1例、糖尿病1例、虚血性心疾患1例、心房細動1例、神経変性疾患1例。診療担当科は呼吸器内科2例、循環器内科2例、神経内科1例、総合内科1例。共同浴場、温泉使用歴5例。症状は呼吸器症状2例、下痢1例、神経症状3例。尿中抗原陽性5例、1例は陰性だったが喀痰PCRでL.pneumophila SG4感染が判明した。使用した抗生剤はCPFX2例、LVFX2例、PZFX2例であった。予後全例良好。

結語
レジオネラ肺炎は背景や基礎疾患により様々な症状が生じるため、呼吸器感染症を専門としない医師が担当することがあるが、主治医はその多彩な症状や特徴的な検査所見などからレジオネラ肺炎を早期に鑑別する必要がある。


レジオネラ文献, 発症例カテゴリーの記事