西.昨年当院で経験したレジオネラ肺炎の3症例

3例のレジオネラ肺炎を経験したので報告する。

症例
1).67歳男性。発熱、全身倦怠感、食思不振。入院時のレジオネラ尿中抗原陰性。入院後、見当識障害、徐脈、βラクタム薬無効だったことからレジオネラ肺炎を疑い尿中抗原を再検、陽性となり重症レジオネラ肺炎と診断。投薬をCPFX+EMに変更し、軽快した。
2).61歳男性。発熱、悪寒、頭痛の後、40℃台の発熱、全身倦怠にて救急搬送。レジオネラ尿中抗原陽性で中等症レジオネラ肺炎と診断。LVFX点滴治療し軽快。
3).65歳男性。発熱、湿性咳漱で受診。基礎疾患に胃癌とリウマチを有す。レジオネラ尿中抗原陽性で超重症レジオネラ肺炎と診断、加療するも急激に増悪し死亡。

考察
レジオネラ肺炎は中等症から超重症まで認められ、精神症状や比較的徐脈、横紋筋融解症などを認める場合には、レジオネラ肺炎も念頭に置く必要がある。レジオネラ尿中抗原検査陰性でも精神症状や比較的徐脈を呈し、βラクタム薬無効な肺炎の場合はレジオネラ尿中抗原の再検査も考慮する必要があると考える。


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