温泉利用循環ろ過式浴槽水におけるモノクロラミン消毒の有効性

目的
モデル浴槽において有効であったモノクロラミンによる消毒を温泉利用の循環ろ過式浴槽水に適用して、その効果を検証した。

方法
営業中の循環ろ過式入浴施設において、6日間、微生物検査・理化学検査などを実施した。浴槽水のモノクロラミン濃度は3〜5mg/Lを維持するよう定期的に投入した。フローサイトメトリー法により消毒効果を判定した。

結果
調査期間を通して、浴槽水からレジオネラ属菌、従属栄養細菌、アメーバは検出されなかった。モノクロラミン濃度測定値は投与量に比例し、全塩素濃度と平行して推移した。ジクロラミンとトリクロラミンは検出されなかった。pHは常にアルカリ側に維持されていた。フローサイトメトリー法によっても浴槽水は全て清浄パターンを示した。営業中の温泉入浴施設において、モノクロラミンによる循環ろ過式浴槽水の消毒は有用なことが示された。


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