富山県内で分離されたL.pneumophila血清群(SG)1の遺伝子解析

目的
富山県の人口当たりのレジオネラ症患者報告数は全国で最も多い。感染源を推定できた患者は約半数で殆どが浴用施設だが、その他の感染源は不明が多い。そこで県内で分離されたSG1について遺伝子解析を行い、患者と感染源との関連性を調査する。

方法
2005〜2009年に県内で分離されたSG1計101株を用いてPFGE、SBTを行った。由来内訳は患者26株、浴用水71株、冷却塔水3株、シャワー1株であった。

結果
PFGEで57の型、SBTで42のSTに分類され、内、17が富山県独自であった。その中でもST505は患者4株、浴用施設5株と最も多く、この9株はPFGEパターンもほぼ同一であった。冷却塔水とシャワー由来株はST1だったが患者由来株には認められなかった。また患者由来7株は独立した遺伝系統を形成し、この系統に感染した患者は浴用水、シャワー水、冷却塔水以外が感染源である可能性を示唆している。


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