急性腎不全を合併したレジオネラ肺炎の1例

症例
37歳男性。40℃の発熱と下痢で近医を受診し、急性腸炎と診断され、第4病日に右肺炎、第5病日呼吸器管理、第6病日に無尿となった。尿中レジオネラ抗原陽性でレジオネラ肺炎とされ、当院に転院となった。精査にて、両肺に融合影、右肺全体に透過性の低下、蛋白尿・血尿、尿沈渣では顆粒円柱・上皮円柱を認めた。また低酸素血症、腎機能障害を認め、急性腎不全呼吸不全を合併したレジオネラ肺炎と診断した。シプロフロキサシン、アジスロマイシン、メチルプレドニゾロンを投与し、人工透析を行った。

考察
本症例は肺炎発症から急速に腎機能が低下したが、レジオネラ肺炎の早期診断により適切な治療を行うことができた。レジオネラ肺炎による腎障害の病態、治療を考える上で示唆に富む症例と考える。


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