レジオネラ尿中抗原の陽性的中率

はじめに
重症肺炎の起炎菌の中でもレジオネラは治療法が通常と異なる抗菌薬を使用すること重症化しやすいことから、重症肺炎の場合は常に念頭におく病原体の一つである。現在、尿中抗原診断の普及により迅速診断が容易になった。しかし、レジオネラ肺炎におけるレジオネラ尿中抗原の陽性的中率的については統計学的に不明な点も多い。

方法と結果
呼吸器症状を有し、レジオネラ尿中抗原を測定した患者1、991人の解析を行った。1、991人中、陽性だった41人の内、肺炎患者は25人であった。この内、レジオネラ肺炎を否定できなかった症例は6人であった。肺炎を呈する症例において、レジオネラ尿中抗原の陽性的中率は6/25人、24%であった。

考察
本解析での陽性的中率は低い。肺炎全例に用いるべきか、再検討の余地がある。但し、重症肺炎では実践すべきであろうと考える。


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