冷却塔水中のレジオネラのマイクロ流路デバイスによる迅速モニタリング

目的
レジオネラ症予防のためには水環境中のレジオネラの迅速・高精度なモニタリングが重要である。今回、マイクロ流路デバイスを用いた冷却塔水中のレジオネラ数測定法を検討した。

方法
細菌試料に、Legionella pneumophila、冷却塔水は100倍濃縮した。マイクロ流路デバイスに染色液と試料の混合部、及び検出部からなるマイクロ流路を作製し蛍光抗体、試料を一定速度で流した。撮影した画像解析により試料中の細菌数を算出した。同試料を用いて蛍光顕微鏡で菌数を測定、比較した。

結果と考察
本デバイスで得られた値は蛍光顕微鏡での測定値と高い相関性が見られた。また、冷却塔水中のレジオネラ菌数をマイクロ流路デバイスで測定した値は蛍光顕微鏡での測定値の60%以上であった。本手法はデバイス上で細菌の蛍光染色が可能であり、対象とする細菌を1時間以内に係数できることからレジオネラ数測定の自動化に大きく寄与するものと考えられる。


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