レジオネラ感染繊毛虫より放出される小胞ペレット内でのヒト病原細菌の生存性について

目的
繊毛虫は自然環境に広く生息しており、レジオネラに感染した繊毛虫が生菌を多数パックしたペレットを放出することはヒト病原細胞の自然環境での生存性を高める新たな環境因子として注目されている。そこで、ペレットへのヒト病原細菌の移行性、生存性について検討した。

方法
レジオネラ・ニューモフィラ(Lp)感染繊毛虫培養系に大腸菌(Ec)、サルモネラ(Se)、ヘリコバクター・ピロリ(Hp)を添加し、
①繊毛虫とLp、EC、Se、Hpとの共培養時のペレットの産生性と細菌の生存性
②Lp感染繊毛虫にEC、Se、Hpを添加しペレット内への移行性、生存性について検討した。

結果
Lp感染繊毛虫は周囲に存在する他の細菌も同時に巻き込みパッキングし、ペレットとして放出することが明らかになった。また、ペレットはその中に他の細菌の生存性をも規定する可能性が示唆された。


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