軽症レジオネラ肺炎の2症例

レジオネラ肺炎は急速に悪化し、時に致死的な経過をたどる重症肺炎として有名である。今回感染契機が異なり、早期に診断すると極めて良好な経過を示した2症例の経験を報告する。症例1は59歳男性、軽度のCOPDが基礎疾患にある。2007年9月16日39度の発熱を自覚、救急外来で感冒の診断、AMPCの投与で改善無し。18日再診、咳、痰の訴えはなかったが、胸部X線で浸潤影を指摘、尿中抗原検査でレジオネラ抗原陽性となり、レジオネラ肺炎と診断。CPFX点滴で20日には解熱。その後順調に回復した。感染源は水道工事が考えられた。症例2は47歳男性、2007年11月17日温泉旅行歴あり。11月22日から38度の発熱を自覚。近医を受診CFPN-PIの投与受けるも改善せず、25日夜救急来院。胸部浸潤影から肺炎の診断で入院。26日尿中レジオネラ抗原陽性、レジオネラ肺炎として、CPFX点滴にて治療。29日には解熱し良好な経過が得られた。2症例とも肺炎の広がりの割に診断時のCRPが20mg/dLを超えており、CRP高値が診断の契機となり、尿中抗原検査が極めて有用な症例であった。


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