外来治療で快癒したLegionella pneumophilla serogroup3による軽症肺炎の1例

66歳、既往歴に肺結核、糖尿病、高血圧、アルコール性肝炎、大腸ポリープのある男性。2週前より湿性咳、鼻汁あり近所の医者で感冒薬を処方されたが軽快なし。外来時体温36.7℃、咳、痰あり。WBC6、900/μL(Seg71.5%)、LDH204IU/L、CRP 22.20mg/dL、胸部X線検査で左右の肺に浸潤影およびスリガラス影を認め、非定型肺炎の疑いでAZMを投与した。結果、症状軽快が見られ、CRPも低下、胸部X線の浸潤影の改善も見られた。初診時喀痰培養にてHaemophilus influenzae 108CFU/mLと、Legionella pneumophilla serogroup3が発育、混合感染であった。(尿中抗原陰性)問診で温泉、銭湯、24時間風呂の入浴歴はなかった。レジオネラは重症化しやすく、ガイドラインで入院治療が薦められているが、外来治療可能な例も存在し、尿中抗原陰性の非定型肺炎症状の中にレジオネラが含まれていることが示唆された。


レジオネラ文献, 発症例カテゴリーの記事